Less Than JOURNAL

女には向かない職業

おごれるものひさしからず

緊急生中継!!
疑惑のドアラファンド記者会見!




「みなさんがボクのこと嫌いになったのは、めちゃめちゃ貯金があるからですよ」





「もしボクが負けて負けて負けながら一歩一歩やってたら、こんなに悪く言われなかったと思う」

↑ジャビ公へのイヤミですか?





「ぶっちぎり首位が悪いことですか? ボクは、そうは思わない」



――ドアラさん、舌好調。会見は20時間におよんだ。


そして……
会見を終え、意気揚々と帰途につくドアラさん。
しかし!
背後からコッソリしのびよる、タテジマ模様のつおそうな動物が……。


「はっ!! ドアラさん、うしろうしろ!」
と、思わず声をかけようとするカープぼうや。
が、その時、やきうの悪魔がぼうやに囁きました。
「首位のドアラを助けるんかぁ、ワレもお人好しじゃけんのぉ」
↑その「囁き戦法」は、た、たつか……わ?
すんでのところで思いとどまるカープぼうや、しばし物陰から様子を見まもることに。



がぶっ!!

「天罰が下るんやぁぁぁぁ!」


「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」






う、ううううう……しくしく(←7対2の意)。


さて。
戦いすんで、日が暮れて………………。



「ぼうやも、何か困ったことがあったらワシに相談するんやでー」
「ありがとう、おじさん」
「まぁ、しかし、タダっちゅーわけにはいかんけどな」
「……え?」
「とりあえずミカジメ料として、とっとと☆よこさんかいー」
「………………し、し、借金生活なのに(泣)」

こうしてカープぼうやは泣く泣く、なけなしの☆をタテジマに差し出したのでした。



つづく。