Less Than JOURNAL

女には向かない職業

駒田化する「24」

待つのは1年。見るのはあっとゆー間。

わたくしの感想はといえば、ひとこと、
「てゆーか、オレの24時間を返してくれ!」
ということなのだが。

それでもやっぱり、面白いものは面白い。もう、だいたい先の展開は読めちゃうんだよと文句ブーブー言いながらも、結局またもや寝不足の日々。存分に楽しんだんですよ。
ただ、まぁ、シーズン1、2あたりは徹頭徹尾スリリングだった作る側と見る側の《情報戦》も、もはや6シーズン目ともなれば双方バレバレというか。「こいつあやしい」「ここで失敗」「この判断はまちがい」とか、こちらの先読み能力もかなりあがっているのであちらもアノ手コノ手の反則ワザを繰り出してくるわけだ。

終盤、副大統領が、駒田にたとえると(←なぜたとえる?)


「だったらオマエが打ってみろ」


に相当する意味あいのセリフを(←拡大解釈)言うわけだが。

あれはおそらく、視聴者へのメッセージだな。ジャック軍からの。

というわけで、向こう一年は再び「シーズン7」はどうなるか? という予想にムダな時間を費やす日々になるわけである。いわばストーブリーグ

もし次のシーズン7が、こちらの戦力分析をすべて覆す予想外につぐ予想外の展開になって。見終わった視聴者が「あー、だまされたー」とジダンダ踏み、次の瞬間に「やっぱり24は最高だぜ!」とスタンディング・オベイションを送りたくなる逆転満塁ホームランをお見舞いされたとしたら、

たぶんまちがいなく、




「ばーか」




と、誇らしげに言われるぜ。
駒田に。

もとい、ジャックに。

ああ、駒田化する24。