Less Than JOURNAL

女には向かない職業

Finally, Kiehl's!

今日は男子禁制の話題だぜ。

 リニューアルした伊勢丹の2Fの奥のほうが、ナチュラルコスメとかオーガニックコスメとか、海外のレアでマニアックでリュクスゥ〜な化粧品が一同に揃うものすごい殿堂になっている。前に紹介したガミラ石鹸とか。NYとかLAとかパリとかロンドンの、いちばん敷居の高いデパートみたいな雰囲気(匂いも)。なので、見ているだけで気絶しそうに楽しいのですが、気絶している間にもアイカードはしっかり手裏剣のように切りまくってしまいそうな気がして、新宿3丁目駅を通りかかる時には目をつむって息をとめてスルーする努力を続けております。

 でも、ここに大好きなキールズKiehl'sがオープンするのですよ。10年以上前にちょびっとだけ日本でも売っていたけれど、いつの間にか撤退。今度はいよいよ本格的な上陸で、ほとんどフルラインが買えるらしい。

 世界各国のKiehl'sに、どれだけ世話になったことか。やっぱりいちばん好きなのはニューヨークのお店で、「わぁ、あたし今、ニューヨークにいるんだわ。そして店内にはヤッピーがいっぱい!」と自分に酔ってクラクラしちゃうんですが。ヨーロッパでも、油断していると硬水だから髪とか肌がガジガジになったりして、Kiehlのお店を探しては応急処置のヘアケアとか化粧品を買ったことが何度もある。店員さんが薬局風の白衣を着ているのがトレードマークなんですが、パリのお店で、まるでシルビア・クリステルの若い頃みたいな綺麗なひとが白衣姿で「ボンジュール」、しかもフランス語わかりまちぇんとゆったら、もーーーのすごいわかりづらい巻き舌の英語で、しかしすごく親切に相談にのってくれた日にゃ、もう! もういちど言いますが、シルビア・クリステルが白衣「ボンジュール」ですからね。脳内でエマニエル夫人のテーマ曲が流れ、本当にドキドキしました。ユーロとかポンドだとけっこうなお値段になるので、わざわざヨーロッパまで来てアメリカのものを買うのもどうなんだと思うが、でも、やっぱりKiehlがあると寄ってしまう。

 伊勢丹にオープンするのは11月初旬。でも、なんと早々に9月からプロモーションのコーナーみたいなのができていて。カウンセリングしてサンプルをもらえる。で、そうやって2回立ち寄るとオープン後にプレゼントがもらえるカードを作ってくれる。アメリカでもヨーロッパでもアジアでも、Kiehl'sは最後にドサドサッとビックリするほどたくさんサンプルを入れてくれて、そーゆー太っ腹なところも大好きなんですけど。日本でも、やっぱりちゃんと試して使ってもらいたいからと同じように親切なアドバイスとサンプルというポリシーで展開するらしい。うれしいなー。お値段もまぁまぁ、アメリカと近い感じだとか。こないだトナーとアイクリームのサンプルをいただいて、久々に使ったけどやっぱりすごくいいなぁと思った。早くオープンしないかなー。
カモミールのシャンプーが、こう、ガチでハーブな感じで、ある意味くさいが、とても好きだ。これも発売予定のラインナップに入ってて、うれしい。

 ちょうど今、サンプルを使い終わったので、今日はちょっぴりオサレなコスメブログを気取って書いてみようかと思って書き始めたが、やっぱり結局、3行で挫折。いちばん力がはいったのがシルビア・クリステルの白衣のくだりだということが非常に不本意ではあるが、まったくもってあたくしなので、もう、《「なりたい自分」プロジェクトの一環→まりやさんのベストを聞きながら、オサレなコスメブログを書いているブログ美人》はあきらめます。て、これ「なりたい自分」というよりむしろ「偽装」だな。ネカマに近い(笑)。

以上。