Less Than JOURNAL

女には向かない職業

早くこいこい11月。

やっぱりオフィシャル情報は正しかった。

11月11日・光文社文庫
ジョン・ル・カレ『サラマンダーは炎のなかに』(上・下)加賀山卓朗訳

翻訳は『ナイロビの蜂』に続いて加賀山卓朗氏。比喩、暗喩、古典の引用と訳しても訳してもキリがない上に読者もネチネチうるさいので翻訳者泣かせと評判のル・カレを引き受けてくださってありがとうございます(T_T)。

またも独自な邦題ですが、これは『ナイロビの蜂』から2冊飛ばしの最新刊ってことだろうか。でも、もう、正直、どれでもいいのですが。
追記。気になりすぎて聞いてみた。映画化される前作だけ出るのかとも思っていたが、なんと、飛ばしてなかった。前々作のAbsolute Friendsだった。あまりに読みたくて原書買ったが途中で挫折して、懲りずにダウンロードでも買ってた(意欲だけはあったの意)。すごくうれしい。
ああ、11月は楽しみがいっぱい。いろいろ。わたくしの2008年が、秋になってようやく動き出した気がする。遅!

そういえば、最近『寒い国から帰ってきたスパイ』の新装版も出ましたね。唐突に。つか、《強い物語。〜ハヤカワ文庫の100冊〜》フェアの一環で? いちおジャケ違いと言われたら買わないわけにはゆきません。が、なんだか、すでにウチには十冊くらいあるよ。バカじゃなかろうか。ときどきむしょうに買いたくなる。どうやら『寒い国』を買うのが趣味らしい。しかも、買ったらちゃんと読むんですけどね。しかも、「この本を初めて読む」という気持ちを作ってから。ものすごく意味のないイメージ・トレーニング。

なんとなく、ハルキ・ムラカミもそろそろル・カレの新訳なんかも出してくれるのではないかと根拠なく期待していて、だとしたらやっぱり『ロング・グッドバイ』調の『寒い国』が読んでみたいなーと想像していて、あまりにも長いこと想像しているので、もはやオレの頭の中にはすでに《新訳・ムラカミ調『寒い国』》という書物がほぼ完成しているとゆっても過言ではない。ああ、意味がなさすぎる。でも、そうやって妄想してみると、やっぱり現行ウノ版は素晴らしい!味わい深い! でも、ハルキもお願い!(←敬称略)

あ、マエキヨの話を忘れた。
12月にライブDVDが出るらしいので、その時でもいいか。
とにかく素晴らしいコンサートだったのでした。24時間以上たって、またしても感動がじわじわと吹き上げてきたよ。心の中に。