Less Than JOURNAL

女には向かない職業

崖の上のタツ

♪東海〜大学 裏口入学(タッツノリ)
♪おーやじがいなけりゃ なにもできない(タッツノリ)

本年セ・リーグの優勝監督、原珍監督がアイドル時代に敵チームの応援団から歌われていた「エイトマン」の替え歌。これを、なぜか今年の春先に東京ドーム二階席で広島ファンのおじさんがひとりでずーっと大声で歌い続けていた光景が忘れられない。つか、昔はおもしろい替え歌が多かった。
「江川の耳はサルの耳」vs「岡田の鼻はブタの鼻」
とか。
お下品だが、なんか、そこはかとなく愛嬌があった気がする。愛情=愛嬌なのか。
家庭の事情もろもろにて、わたしはオトナになるまで野球場といえば川崎球場しか行ったことがなかった。今では川崎球場をご存じの方も少なくなったものだが、とりわけ、わたしの幼少期の川崎球場といえばホームチームが大洋とロッテである。いろんな意味で、いちばんすごい時代である。ニール・ヤングでいえばグランジ期(見た目が)、春から秋までロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド状態てなもので(笑)。その、グランジなワールドの中で、わたくしは幼少のみぎりより「聞くに堪えないコトバとは何か」とか、「不特定多数の人間を、たったヒトコトで一瞬にして頷かせる評論とは」といったむつかしいことを学んだのであった。

野球場には、人生のすべてがあるな。狭い意味で。

そんなわけで、セリーグもいよいよCS第2ステージが開幕。
しかしまぁ、緊張感のある、ごっつい試合でしたなー。
こんなものがこれから毎日続くかと思うと……日本シリーズまでカラダがもちませんがな。

本日は、とちゅうまでTV→路上にてケータイ速報を見ながら徒歩、思わず「んはぁ〜」とヘンな嘆息を吐いて通行人のヒンシュクを買う→マイカー運転ちゅうはTBSラジオ、表参道交差点で信号待ちの間に試合終了を迎え、思う存分両手をかかげてバンザイ三唱……というオレ的には三元中継ならぬ三元観戦。もりあがったぜ。

たまにはラジオもいいね。イマジネーションが広がる。
なんか、最後の岩瀬が投げてる場面とか、脳内が少年野球マンガの絵になってた(笑)。

で、帰宅してから、スポーツ紙サイト巡回をするうちに、本日のハイライトは試合っつーよりも始球式における大橋のぞみちゃんの驚異的に美しい投球フォームではないかと。
マウンド前からノーバンで投げたらしいよ。「でも、ちょっと横に投げてしまいました」ってゆってるから、たぶんスライダー(笑)。しかも、ツーシームの握りに見えるのは……気のせいか? いや、ほんとに何事も全力投球。素晴らしい。

で、そんな大橋のぞみちゃんの初登板と、スンちゃんにバントの珍監督珍采配のおかげで、我がシャチホコポニョ軍(監督の目が離れているので)が明日からセリーグ覇者と互角の勝負をスタートできることを記念して、くだんの、春先の広島おじさんに捧げる新曲を作った。

「崖の上のタツ

♪ターツタツタツ ミツグの子
東海大からやってきた
♪ターツタツタツ 珍監督
♪まんまるおめめの元気な子



♪スンちゃんバントでー
♪チームも負けるよ
♪ジャイジャイ ジャビ
♪くうちょう びゅーびゅー
ナベツネだいすきー



♪ターツタツタツ オヤジの子
♪へんてこ采配の 男の子



まぁ、公平を期するために、

♪オーチオーチオチ フクシが子
東芝の工場からやってきた

ってゆーのも、いちお、考えたんですけど。
あまりにもタツの出来がよすぎるので却下。
いずれ「そんなふたりのラブ・ソング」の替え歌でも。

いや、それにしても、本当に、大橋のぞみ投手は最強。