こんなディック・フランシスはいやだ。
いよいよ日本シリーズが始まりました。
ま、あたくしは関係ありませんけどね。
つか、先日オレが応援歌を作ったとたん、
タツが立派な監督のよーにつおくなってしまうというミステリー現象が発生。
ここぞの珍采配で絶対に負けると思っていたのにクライマックスシリーズも勝ち抜け、
あげくWBCの監督にまでなってしまいました。
「しまいました」っつーのも何だけど。
あと、ドラフトでも見事東海大相模(とうかいおおずもう)の「タツノリ二世」こと大田くんを獲得したし。これまでクジ引きは5回連続でハズレて、毎回ナミダ目だったのに。
いやー、なんだか風が吹いてますよ。タツに。
あたくしもシーズンオフでヒマなので、日本シリーズはタツを応援します。
でも、ナベキューも応援したい。
新旧アイドル対決ならぬ、旧旧アイドル対決ですわよ!
カヤの外とはいえ、今年の日本シリーズは楽しみ。
で。タツといえば、
「ジャイアンツ愛! 勇気!」でおなじみの熟語完結監督ですね。
「奪回!」とか、「プロ野球2008、今夜!」とか、
元気よく熟語を言ってみると、だいたいタツっぽくなりますよ。お試しあれ。
で、ある時ふと、「なんだか、熟語だらけでディック・フランシスみてぇだなー」と思って、
「ディック・フランシス 勇気!」
と、元気よくゆってみたら、なんかホントにディック・フランシスっぽく(つか、タツっぽく?)なったよ!
それで「原辰徳っぽいディック・フランシス」というのを考えてみた。
●ディック・フランシス「今夜」!
●ディック・フランシス「連覇」!
●ディック・フランシス「勝利」!
●ディック・フランシス「奪回」!
声に出してみたら、なんか、ホントにディック・フランシスっぽいぜ!
でも、調べてみたら「勝利」と「奪回」というタイトルはホントにあった!
そりゃ、あるわなー。つか、いかにもありそうだわなー。
いちお野暮ったく説明しておくと、ディック・フランシスのミステリ《競馬シリーズ》は1962年から何十作も出版されていて邦題が「本命」とか「出走」とか、全部2文字の熟語。しかも当然、馬がらみ。これだけ邦題をつけ続けるってすごい。シカゴどころじゃない。「ディック・フランシスの××は読んだか?」と言われても、マニア以外にはどれがどれだかわかんねーです。
そこで、ふと「ありそうでないディック・フランシス」というのを考えてみた。
●ディック・フランシス「単 複」
とか。ああ、なんと意味のないことを。なんとヒマなのでしょう(T_T)。
しかし、さすがにホンモノの邦題を考えている人も毎回「ありそうでないディック・フランシス」に悩まされているに違いないわけで*1。それをド素人が趣味でやろうなんて、もってのほか。なかなか、むつかしい。
なので、最近は「こんなディック・フランシスはいやだ」を考えてみた。
●ディック・フランシス「馬 刺」
●ディック・フランシス「馬 糞」
●ディック・フランシス「馬 脚」
だいたい、馬がらみだといけますね。
●ディック・フランシス「桜 鍋」
ありえない!
●ディック・フランシス「馬 並」
とか、シモネタもいけます。
でも、わたしが自分でいちばん気に入ったのは↓
●ディック・フランシス「駒 田」
まぁ、いろんな意味で馬がらみっちゅうことで。
あと、今、これを書いてて思いついたんですが。
「もしディック・フランシスが原辰徳だったら」
ルールは簡単、実在するディック・フランシスのタイトルの前に「ジャイアンツ愛!」をつけるだけだヨ!
●ジャイアンツ愛! 本命!
●ジャイアンツ愛! 度胸!
●ジャイアンツ愛! 罰金!
●ジャイアンツ愛! 混戦!
●ジャイアンツ愛! 骨折!
●ジャイアンツ愛! 煙幕!
●ジャイアンツ愛! 暴走!
●ジャイアンツ愛! 配当!
●ジャイアンツ愛! 名門!
●ジャイアンツ愛! 黄金!
●ジャイアンツ愛! 不屈!
●ジャイアンツ愛! 烈風!
●ジャイアンツ愛! 祝宴!
いやー、これはいい! なかなか! テンションあがる!
なんか、こっちのほうがおもしれーな!
最近の原監督のコメントで個人的にとても気に入っているのは、ドラフトで当たりくじを引いた時の「恥ずかしながら、興奮してしまいました」というものなので、
●ジャイアンツ愛! 興奮!
これが、とってもタイムリーでお気に入りです。
「ディック・フランシスなんて知らないよ」という方も、「ジャイアンツ愛なんか興味ねぇーよ」という方も、ぜひ一度、だまされたと思って、ディック・フランシスの作品一覧をウィキってお試しくださいね。きっと、ディック・フランシスと原監督が大好きになると思いますよ。いや、思いませんよね。ふつう。つか、それ以前に試しませんよね。ですよね。そうですよね。ヒマすぎますね、わたし。
- 作者: ディックフランシス,フェリックスフランシス,Dick Francis,Felix Francis,北野寿美枝
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- 発売日: 2007/12
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*1:ちなみに、ご存じの方もおられるかと思いますが、わたくしの身内にも元・早×書房の者がおりまして(笑)。いわく、ディック・フランシス担当の先輩は、漢字の書き取り帳みたいにずらーっと熟語を書いた紙を机の上に並べては唸っていたと。それがもう30年近く前のことですからね。