Less Than JOURNAL

女には向かない職業

チビリーノ・ビビリーノ

■『1408号室』(2007)


こないだの『俺たちダンクシューター』のついで、といっちゃあナニですが。
うまい音楽の使い方、という点で最近やはり秀逸だなーと思ったやつをひとつ。

スティーヴン・キング原作。ジョン・キューザックのビビり顔がたまりません、な密室型ホラー映画『1408号室』。

ネタバレるのでストーリーの詳細は書きませんが。
まぁ、次から次へとおっかないオバケ屋敷みたいな映画ですよ。


で。音楽に関しては、キングのホテル・ホラーってことを意識してか、全体的に「シャイニング」っぽいトーンなところも、なかなかよろしいのだが。

なにより、ワンポイントですごい!とこがある。

とにかく、



こんなに怖いカーペンターズ、初めて聴きましたぁ…
………〜〜〜〜〜〜〜(m ̄ー ̄)m



……なんですよ。

ひぇーッ! と、思わず椅子から飛び上がりましたよ。マジで。
この映画でいちばんこわいのが、カーペンターズ。マジで。

全ポップス・ファン必聴!

カーペンターズでほのぼのさせるとか、泣かせるとか、まぁ、悪い使い方として「笑いをとる」とかいうのは今までも映画やドラマであったかもしれないけど。「カーペンターズがこわい」って、あまりに画期的。でも、それがまた、めちゃめちゃハマってるんだよー。

映画じたいも、けっこう面白かったです。

ただし、オレのようなビビりー人間には、全編かなりおそろしい映画ですよ。同類のみなさんはご用心。
それでも、それでも、カレン・カーペンターさんがいちばんおそろしい役割でした。
マジで。


ホテルに泊まるのがこわくなるぜ。
出張前には絶対に見ちゃいけねぇ映画だぜ>おれ


1408号室 [DVD]

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