Less Than JOURNAL

女には向かない職業

イチゴと両想い(黒)

 黒光りするニクイ奴、BlackBerry Boldがオレ様の支配下登録選手になって1週間。

 もう、かわいくてかわいくてたまりません。珍監督にとってのキャメイ、博満にとっての野本。やきうにたとえると、そんな感じでしょうか(ちがいます)。

 去年ひさしぶりにニューヨークに行って、メシ食う時もブラックベリー握りしめて離さないアメリカ人があまりに多いのを見て、バッカだなー、ごはんの時もDSやってる小学生みてぇだなー、つーか10年前の日本みたいな光景だなーと笑っていた自分はどこに行ってしまったのでしょうか。



 今では、oreberryとBlackBerryは一心同体。



 夜も《ソフトバンク−オレ−ブラックベリー》と、川の字で寝ています(*^_^*)。



 今朝、起きたらブラックベリーがほっかほか。まさかこれは、発売後「充電中、原因不明で本体が熱くなる」って回収されたアレかも!? と一瞬ドキッとしたら……どうやらオレがブラックベリーを敷いて寝ていたのでした(笑)。



 さすがに日本が誇るガラケーの便利さを手放す勇気はないので、とりあえずはソフトバンクと2台持ちでいこうと思っている。ケータイ2台持ちというよりも、ケータイの他にパソコンやネットブックがわりのPDAを持っているという感じなので、まぁ、そんなにエラソウ感もないかなと(笑)。やっぱ、いくら軽くて便利とゆってもネットブックを持ち歩くのはちょっと負担だしね。24時間戦闘態勢の働く女、だったら話は別だけどな。オレは24時間ヤル気ナシ子。でも、ケータイでは補えないことって何だろ……と考えると、ブラックベリーがあれば充分だとゆー気がする。実際に使ってみていちばんビックリしたのは、本当に文字が打ちやすい。ケータイメールも苦手で、パソコンだってローマ字変換どころか、親指シフトという不自由な変換でしか原稿の書けないわたしがサクサクいけるとゆーのだから間違いないです。出先でちょこちょこっとメモするためのメモ帳も、ホントにちょこちょこっとしか書かない者としては、これがあれば事足りる。


 しかし、そもそもわたしはガジェット好きなわりにはPDAというブツにはまったく興味がなかった。なぜなら、PDAというものは仕事がたくさんあってたいへんな人が少しでも仕事の効率をよくするための道具であり、それを活用するということイコール常に仕事に縛られるとゆーことだと思っていたから。それはもう、仕事嫌いな怠け者には無用の長物以外の何物でもないのでオレはいりませんよ(笑)てなことだったんですが。ブラックベリー持つようになったら、スケジュールを加えたり変更したり、仕事関係のメールを迅速にやりとりすることがちぃとも苦でなくなった。まさか自分がPDA好きになるとはなぁーと思いつつ、ふと、やっぱりそこは「ナイアガラDNA」ということなのかとしみじみと痛感するのである。遅咲きですが。説明すると長くなるので省くが、PDA的な発想というものにはナイアガラ的仕事術というものが凝縮されているとつくづく思います。



 そんなわけで。ひたすら効率化を追い求める過程であれも欲すぃ、これも欲すぃ、でも、追えば追うほど効率はガチャガチャになって机上はゴミの山。みたいな状態がデフォルトなわたくしも、今、かつてないほどスッキリと《基本》のカタチが見えてきている。実は、去年ネットブックにハマッたものの結局なんとなくもてあまして、春先から「やっぱ、アナログに尽きる!」と凄まじい文具ブームだったんです。で、それも試行錯誤の末になんとなく落ち着き、自分なりにアナログとデジタルのいい塩梅のバランスをやっと見つけた。


♪ざんっ♪





 自分としてはあまりにも整然としていて不安になるほどなんですけど、ホントにこれが今のところデフォルトでまったく不自由ないので、思わず記念写真を撮ってしまいました。
 ああ、この平安が末永く続きますように(笑)。



 トラベラーズノートと、つくし鉛筆と、ブラックベリー。ついでに、先日3万円で見つけた中古のThinkPad。これさえあれば完璧なオレ・セッティング。最近、来日を前にサイモンとモジャファンクル勉強中なんですが、これだけで調べ物も執筆もスクラップも似顔絵描きも全部できちゃいます。たたみ一畳ぶんで立派な書斎クオリティ成立。最新テクノロジーブラックベリーくらいで、この、絶妙なユルさがものすごく自分好み。こじつけるよーだが、S&Gみたいな、デジタルのCDと紙ジャケ帯まで復刻……というバランスが自分には合っているんだと思った。


 ついでに書いちゃいますが、このThinkPadがまた素晴らしいのです。12年くらいずっとIBMひとすじで、中国製のレノボ傘下になってからも引き続き使ってきたんだけど。やっぱレノボThinkPadとは違う。もともと予備機というか、実験したり蹂躙用(笑)で安い中古を買ってみたんだけど。久々にオリジナルIBMに触ったら、やっぱThinkPadは最高だなぁとウットリしてしまった。キーのタッチが、全然違う。あくまで好みの問題で、もちろんレノボも充分に機能的ではある。が、なんか、こう、ThinkPadの独特の感触って、タイプライターの時代から続いてきた伝統を感じる。あと、トラベラーズノートとつくし鉛筆についても書きたいことはたくさんあるのだが、なんかいかにも文房具キ×ガイの暴走ひとりごとが止まらなくなりそうなので今日はやめておきます。ちなみに、トラベラーズノートブラックベリーにどーちても合わせたくて茶色から黒の表紙のに買い換えてしまいました。まぁ、机まわりがスッキリしても浪費癖はなおりません。しょぼん。


 そういえば、某レコード会社では全社員にブラックベリーが支給されたとか。うらやますぃー。デフォルトで朝8時に目覚ましが鳴るセッティングになっているらしい(笑)。


 ちなみに、あちこち量販店に行って「ブラックベリーくらさい!」と言ったら、ことごとく「あ。めんどくさいのが来た」って顔をされましたよ。まぁ、そんなもんかなーとは想定しておりましたが。最初にB本店に行ったら、さっきまで「新機種いかがっすかー」と超愛想よく大声を張り上げていたおねえさんが「あー……品切れで、いつ入荷するかもわかりませんすみません」といきなりテンション低く棒読みで言ったきりプイと背中を向けてしまわれましたよ(怒)。数件まわって最後に行ったSやの販売員さんがすごく親切で、他店に電話してラスト1を取り寄せしてくれたので即日お持ち帰りができたのでよかったけど。