Less Than JOURNAL

女には向かない職業

オレの2次会(いろんな意味で)

※えー、なんでカテゴリーが【コンサート】なのかは自分でもよくわかりません。
まぁ、おつむがカーテンコールってことです。


台風情報が心配で心配で仕事が手につきません。
明日は『リゴレット』最終日なのに、エネーチケーホールまでたどり着けるんだろうか。オレ。
で、明日をのりきっても、明後日もあるし。
でも、まぁ、オレは野鳥の会だから雨がっぱ着用でも全然平気なんだけどね。

さて。
本日、無事に『ファルスタッフ』も大団円を迎えたようで。
ハルディングおにいさん、お疲れ様でした。
いや、ほんとうに、思い出すだにじわじわくる最高の舞台だった。

名門歌劇場の引っ越し公演は、まぁ、お財布に余裕があれば行かせてもらう程度で、
比較してどうこう語ることはできませんが、
今回は本当に、オペラという枠にとどまらないアップトゥデイトな刺激をたくさんもらえて面白かった(まだ終わってないけど)。
いろんな意味で、いろんなことを考えさせられる機会にもなった。

この指揮者ふたりが並んで来日するという機会は、
今のスカラだからできた、というか、意味があったと思うし。
お互いの会場をあんだけ行き来して、相手の仕事を見たり、ゆっくり話す機会も珍しいだろうし、ご本人たちも収穫が多かったのではないだろうか。

と、昨日、ちらっとUstの新日本フィル記者会見で歯に衣着せずずばずば語っていたダニエりんを見た時にもちょっと思いました。

その会見、日本のオーケストラに対してガツガツ貪欲に求めていく自分自身を表するのに、冗談でも「英国のブタ」などというボキャブラリがあえて出てきたのは、やっぱり…………毎日、毎日、









……を見ていたので、
自分もまたConducting Animalである、と覚醒してしまったにちがいない。


と、激しくヒザをうったわたくしでした( ・∀・)。


スカラのカンパニーと一緒にいる時のダニエりんは本当にリラックスして楽しそうだったな。
それだけ信頼できる間柄ともいえるだろうし、
彼をきっちりと正しく等身大に評価し、リスペクトしている人々に囲まれた環境だったということだ。な。よかったよかった。



明日から、日本通のセンパイなしでドゥダっちがやっていけるかどうか。
今はそれだけが心配です。





※以下、実在の人物にはいっさい関係ありません。




「ハルディングおにいさんがいなくなったら寂しいなー」


「オレは忙しいんだよ」


「もうちょっと日本にいればいいのにー」

「どうせ日本にいたって、毎晩パンダと部屋飲みだろ」

「おにいさんが勝手にぼくの部屋に来るんじゃないですかー。そうだ、今日『ファルスタッフ』終わったら飲みに行きましょう」

「だめだめ。今夜はメッツマッハー先輩と上野のキャバ行く約束だから」




「あ、ぼく、このガイドブックに載ってるアキバのメイド喫茶行ってみたいです」


「あー、そこの店なぁ、最近メイドの質が落ちてんだよな」



「でも、明日は帰国する前にアキバ行くんでしょ」

「あたりまえだろ」

「ぼくもいっしょに行ったらだめですか」

「明日は……オレは劇場に行くからだめ」

「えー、仕事終わったのにまた劇場?いいな、いいなー」

「パンダ、ほんとに劇場好きだな」

「大好きでーす(o゜▽゜)o ぼくも行きたいー。ねーねー、どこの劇場?」



「あー、それはだなぁ、え、え……AKB劇場だ」








ハート・エレキ Type4【初回限定盤】







「その劇場、しりません。アバド先生もラトル先生も教えてくれませんでした」

「あの劇場の公演は、すげぇ体力いるんだよ。アバド先生もラトル先生も高齢だからな」

「おにいさん、そのAKB劇場ってところで振るんですか?」

「あ、ああ、そ、そうだよ、振るよ」

「その劇場にもオルケストラがいるんですか?」

「まぁな、たいてい48人くらいの編成……だったか……な(´Д`)」

「えー、なんか中途半端な人数ですね。日本の音楽界おもしろいですね」

「いいか、このことはスカラのえらい人にはナイショだぞ」

「あっ、ショクナイなんだ。そうか、おにいさんはイシャリョウとかいろいろ……」

「いいかパンダ、それ以上言ったらぶっとばす(-_-)」

「はーい\(^o^)/」

「なんたってオレは、次のスカラの音楽監督最有力候補だからな。ふっふっふ」

「で、おにいさん、なに振るんですか?」
「るせーな。なんだっていいだろ」
ヴェルディワーグナー? あ、マーラーかなo(^-^)o なになになに振るのー?」





「…………えーと、サ……サイリウムだ」






LEDルミカ LUMIACE カラーチェンジ




「…………さいりうむ???」

「そう。サイリウムを振るんだよ」

「ぼく、そのひと知りません(´・ω・`)しょぼん」

「そ、それはだな、げ、げ、現代の、知られざるすごい作曲家だからな」

「むずかしいですか?」

「ああ、超むずかしい。パンダにはまだまだ早いな」

「おにいさん、今までもサイリウム振ったことあるんですか」



「ああ、日本に来るとたいてい振るかな」
R.シュトラウス:アルプス交響曲


「わー、かっこいい! もっと勉強して、ぼくもサイリウム振りたいです(*´∀`*)」