Less Than JOURNAL

女には向かない職業

異音が……

先日、夜中に運転していたら、突如ドアのあたりからヘンな異音が出ているのに気がついて、あれよあれよという間に「ぶぉーん、ぶぉーん」って警報装置みたいな音になったので、あわててクルマのメーカーのロードサービスに来てもらったら、音がぴたっとやんでて。

「えー、ドアから音がするなんて聞いたことないっすねー」

と、苦笑された。そして翌日、やっぱりまたドアからちっちゃい「ぶぉーん ぶぉーん」という音が聞こえてきた。でも、またロードサービス呼んだらずぇったいに音がやんでて「これだからおばちゃんドライバーはよぉ、くすくす」って笑われると思って、ぶぉーんぶぉーんといってるなぁと思いながら運転していた。でも、考えてみたらクルマの中から異音がするっつーのは、ほっといて直るものでもないし、そもそもあぶないので、ディーラーさんに持っていくことにしたが、忙しくてなかなか行けなかったので一週間くらい放っておいて、いざ出かけようとしたら、バッテリーがあがってた(T_T)。まさか、これ、漏電か!? と、のんきなわたしもさすがにあわてて、で、こないだ書いたようにJAFデビューした。よく「JAFのお兄さんが白馬に乗った王子さまに見えた」っていう話が、やっとわかったわ。JAFのクルマが白馬で、お兄さんが王子様ね。

で、バッテリー充電してもらってディーラーさんに行ったら、やっぱしドアロックのところを制御するコンピュータの不調とかで、誰にゆっても「えー、ドアは鳴らないよ。くすっ」っていわれていたわたしだが、ようやくウソじゃないことが証明されたよ(T_T)。
ついでに一年点検もやってもらって、で、ようやく土曜日にオレの愛車(名前はまだない)がご帰還したってわけだ。

しかし、今さら何だが、最近とっても車の運転に自信がなくなってしまった。なんでだろう。前はあんなにこわいもの知らずだったのに。若葉マークのときは、途中でガンガンにエンストする車に乗っていたにもかかわらずひとりで軽井沢まで行けてたのに。
ちょっと車が大きくなったから慣れていないのか。つか、そもそも、前のよりも小さいと思って買いかえたら、実は前のより大きかったという……その事実からして、わたくしが先天的に車幅感覚とゆーものを持っていないことがわかる。つか、方向音痴、車幅音痴、さらには時間音痴(どこまで行くのに何分かかるかが、ぜんぜん計算でけない。タクシーでも同じ)。さて。どうするべ。それでも運転してると楽しいっつーんだから、オレというのは謎めいた生物である。あと、交通標識が好き。と、夜中の道路工事のパイロンが好き。そして、夜中に爆音で聞く前川清は世界一のドライブ・ミュージックと思う。

ああ、もう、今日も「どうしてこんなに運転が苦手か」とへこみながら乗っていた。
そんなわけで、今年はもう、持てるエネルギーはすべて運転力の向上に注ぐぜ。
ディーラーさんでも「乗ってあげてね、いい車なんだから」ってゆわれたし(T_T)。
さて、来年にはふらり気ままに海までドライブ、堤防沿いに車を止めて「中之島ブルース」でも歌ってみせるぞよ。
いや、いっそ神戸までひとっ走りして、神戸港で濁り水のなかに靴を投げ捨ててやる*1
まじで、ほかのことはどうでもよくなった。
まず、この車に名前をつけるぜ。て、なぜだ?
とにかく「愛車に名前をつけるカーキチ」になる。
名前って、どんな? キヨシ?
て、馬じゃないんだから。
いや、馬の名前だ! 「コイウタ」でどないだ!>じぶん。

オレとドライブした者にはほうびをとらせるぞよ。

*1:「そして神戸」参照