Less Than JOURNAL

女には向かない職業

うわー、また別件で萌えてもうた。

本日の巨人−中日@ナゴヤドーム。今年開幕してから観たゲームの中で、いっちばん面白かった。上原vs川上の、エースの意地をかけた真剣勝負。これがホンモノの投手戦ってヤツだなーとしみじみ。立浪も、サヨナラ・グランド・スラムで川上哲治神様と安打タイ記録達成とゆーのはカッコよかった。で、結果として中日が勝って大喜びだったのですが、たぶんこれは、勝っても負けても最高にキモチいい試合だった。開幕早々、こういうスゴい試合が見られるっていうのは、やっぱし今年のペナントは熱いですなっ。

と、そんなスゴい試合だったんですが。それでも試合のことはさておき。
本日の中継@TBSのゲスト解説として、衣笠、大魔神と共に登場したのは……。
スーパー・サブマリン・アイドルこと(←わたしにとっての)、
または、
酔ってパンツ靴下を脱がれたい殿堂入り男子ナンバーワンこと(←わたしにとっての)、
山田久志
が登場!
いやー、ステキだった。ちょっとハスキー&かるく秋田なまりが残るボイスの魅力。投球だけでなく声も低くてウットリ、あたしのハートは見逃し三振だわぁ。あはーんうふーん。みたいな。試合も解説も最高でした。讀賣のことも中日のことも評論家として公平な視点で見た上での、的確な分析。特に今日は、いわゆるエース対決だったわけで。なんか、解説席で試合をうれしそーに見てる久志の姿が目に浮かんだ。で、解説のコトバの端々にも、やっぱし「エースの心をいちばんよくわかるのは、本当のエース」だなぁと思わせるものがにじんでおりました。
最後、立浪にホームラン打たれてへたりこむ上原。すかさず実況アナが、久志ならば上原のキモチはわかるだろーと、わざわざ日本シリーズで王さんに大逆転HR打たれた時の話を持ち出したりして上原の健闘をたたえるコメントをナニゲに誘導尋問で言わせようとしたのだが、それをさらりとかわして「でも、今日は打ったほうをほめましょうよ」と言った時などは、もう、まさしく元・大エースならではの風格が漂っていた。そう、死闘の末に負けたエースに中途半端な励ましなぞ、かえって失敬なのである。もちろん、その言葉には立浪への愛も感じたけれどもね。

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