Less Than JOURNAL

女には向かない職業

ひとみしり

初めてひとりで路上に出た日から、ずーっとお世話になっていたガソリンスタンドが4月に閉店してしまった。車庫の真ん前にあって、バッテリーが上がれば飛んできてくれて、カギを預けておけば洗車もメンテナンスもしてくれて、ホントにウチの車にとってはワタクシ以上に親のような存在のお店で、しかも40年以上も営業しているという老舗なので、街の情報スポットでもあったわけですが。まさか、なくなるとはー。
ああ、なんか、知らないとこでガソリン入れるのイヤー。ましてや、洗車してもらうなんてイヤー。と、ガソリンは仕方ないとしても、ずるずると4ケ月くらい洗車してなかった。まじで。だって、なんか、ドキドキするんですものー。見知らぬお兄さんたちがワラワラワラワラ「らっしゃませー」「らっしゃいませー」と寄ってきて、いきなり「せ、せ、洗車してください」っつーのは、なんか、通りすがりのソープランドに入るみたいで恥ずかしくないですか……と思うワタシは、やっぱしちょっとヘンですか?
そもそも、もともといつも洗車がめんどくさいわたしなので、白いクルマを買った時にはみんなに「洗車が大変だよー」と言われたのです。でも、欲しいかたちが、日本じゅう探しても白いヤツしか残ってなかったの(笑)。というのもありつつ、白いのはカッコいいしなぁと思ったんですが……ホントに、薄汚れると、場末の白鳥みたい(T_T)。いやーん。でも、でも、なじみのスタンドを見つけるまでは洗車はすまい!と、意味のない主張を続けておりましたの。が、そろそろ、いよいよ、クルマがかわいそうになってきて、近所のスタンドに行きました。あー、ドキドキしたー。でも、すごく親切にぴかぴかにしてもらいました。今度から、ちゃんとマメに洗車します(反省)。
♪今の君はピカピカに光ってぇぇぇ〜
でわ、この曲を口ずさみながらドライブに出かけます。

しかし、それにしてもガソリンが高い。
高いよ、高いよ。びっくりだよ。
これじゃあ、カネまき散らして走ってるみたいなもんだよ。
つか、ふつう、値上げの前日までにみんなちゃんと入れてたんだよ。ぐずぐずと「洗車しよーかな、でも明日は雨だから明後日にしようかなー」とヘタレてたからガソリン値上がりする日も忘れてたんだよ。ばかばか、あたしのばかー。