Less Than JOURNAL

女には向かない職業

釣り(500えん)はいらねぇ、とっときな。

 そんなわけで昨日はカレー+『ダージリン急行』という完璧なレジャーを楽しんだが。
 ひとつだけ、大きな落とし穴が!
 当然、前売り券を持っていたのです。それで、定員制なので受付してもらおうと前売り券を出した時に「本日サービスデーですが、前売りをお使いになりますか?」と訊かれて初めて気がついた。水曜日、1000えんだったのです。
(前売り1500えん)−(サービスデー1000えん)=(マイナス500えん)
 こんな時、どうする!?
 とは言っても「じゃ、やっぱりやめます」と言うのもかっこわるいし、「じゃ、今日は1000えんで見てもいちど来ます」と言うのもみみっちく、「なら、差額500円ちょーだい」と言えるのは三越マダムズの特権だ。いやー、しかし、それで男らしく「あ、いいっすよ」と言いながら、心では《ああーん、もう、もったいないー。せっかく前売りもってるのにわざわざ混んでるサービスデイで見るなんてー。ばかばか、あたしのばか。おたんこなすのお・ひ・と・よ・しー》と過剰に悶々としている自分のせこさに呆れたね。しかも、《理性の貴族》ウェス・アンダーソン監督の映画を見ながら悶々。
 それにしても、映画の値引き率ってすごいよね。前売りでも300円安い。サービスデーだと、通常の大人料金と比べて一気に800円。あと、ほっしゃん&オリラジでおなじみの友情プライスとか、夫婦の片方が50歳以上の割引きとか。
 ま、サービスデーは上手につかいましょうってこった。
 わたしは、サービスデーなのに客入りがポチポチだったのと、前売りで貰った『幸せのキップ型ケータイクリーナー』が可愛かったので、まぁ、よかったことにする。


 かように、たかだか500えんの差額ごときで心おだやかではない者にとっては、ペパァランチ暴行事件@巣鴨が気になって気になってしょーがないんですというのも当然の話である(なぜ?)。
 ペパァランチには《霜降り調》という、信じられないサーロインステーキがある。
《家具調ステレオ》とか《木目調ファンシーケース》とかに使われるのと同じ意味での《調》である。いわば赤や青の《カラーひよこ》と同じようなステーキ、と考えていただいて結構。
 世の中には、そのような驚くべきものが地球上に存在することを知らないまま生涯を終える人もいる。というか、たいていの人が知らないと思います。が、世の中には、そのようなものを「んめー、んめー」とゆって食べているマニアックな人もいるわけです>オレ。いや、なんか、すごく禁断の味がするのです。やきそば@縁日、にも似たジャパニーズ・ジャンク・フードのトキメキが(T_T)。
 真夜中にペパァランチでジュージューしていると《ファミレス以上焼肉以下》みたいな、なんだかものすごくイケナイことをしているような、妙な禁断の歓びがあったものでした。が。数日前、店の前を通りかかったら、夜逃げの後のように荒れまくってる店内が丸見えのまま「休店」の張り紙がしてあって、なんかあったのかと思ったら……なんかあったのね(T_T)。