Less Than JOURNAL

女には向かない職業

ビックリした!

夜、JR駅の構内で「アノォ、スミマセン」と綺麗な外国人マダムに声をかけられた。
きっとまた、乗り換えホームで迷った外人さんかなぁと思ったら……

なんと、おどろくなかれ、




さんだった!!



あー、おどろいた。

「×××駅に行きたいんデスケド、ドコから乗れば……?」

と、訊ねられました。

まぁ、「乗り換えホームで迷った外人さん」には違いないのだが。


心の中で「うわー、うわー、モレシャンさんだ! ほんものだ! うわー、うわー」と絶叫してしまいましたが、こんな時の意思表示はどういう風にすればよいのだ。「いつも見てます」でもないし、「握手してください」でもないし。

わたくしがどんなに驚いたことか、想像に難くないでしょう。
もし街でオグシュンに会ったらとか、マツジュンに会ったら……などと妄想することがあっても、誰が「もし、駅でモレシャンさんに道を訊かれたら」なんてことを妄想するでしょうか。する人がいたら、ものすごいマニアだな。

で、結局、ふつうにホームをお教えした。
どうやら私鉄の改札と間違えて入ってしまわれたようだった。
「あら〜〜」と困りながら、モレシャンさんはとても丁寧に「どうもありがとうございました」と言ってくださって、足早に去っていった。
駅で迷うにしても、やっぱし断然エレガントなんだわー。

それにしても、この話、誰に言っても「すごーい!」と驚かれる。
なんだか、年内ぶんの運を全部つかってしまったよな気がする、こんなことに。