Less Than JOURNAL

女には向かない職業

ジャイアンツ愛! 粛 正!

まぁ、おおかた予想していた結論とはいえ。
二岡、林と来て、清水!
と、わたくし的には「ザ・長嶋ミレニアムV戦士」の二岡&清水に、ナゴヤドームでベテラン山本昌にも臆せず大接戦を繰り広げた一軍デビュー戦がつい昨日のことのよーに思える林……という顔ぶれがいっぺんにトレードと聞くと、なんだか、なんだか、敵ながらセンチな気持ちになってしまうのお。仁志が横浜に行った時から続いてきたひとつのストーリーが(なんのストーリーかは、言わずもがな!)、終章に近づいてる気がするね。あと、別枠の話ではあるが、上原のFA宣言もあったしね。
会見の二岡の落ちた顔とゆったら、もう、見てらんないものがありましたよ。でも、元気だして北海道でがんばって! 梨田のオヤジギャグで、しらけた気分も吹き飛ばせ! 梨田監督は、シモネタもオッケーよ! 個人的には清水の金銭トレードが何よりも衝撃でした。彼がよそに行くという、その時がとうとう来てしまったのかと。清水という選手は、ずーっと付属のエスカレーター組みたいなイメージの“生え抜き”で。いい意味でね。外部から来た人に比べたら、やや競争に対する貪欲さが足りなくて、おっとりしたとこがあるんだけど、そのぶんずばぬけてしなやかな平常心や、目先のことに気をとられない勝負強さとかがあって。わたしの中では、この人だけは最後までジャイアンツ人生をまっとうする運命にある人だと思っていた(仁志もそうだったけど)。それが、仁志と同じく自らトレードを志願するとは、ジャイアンツ軍はどれだけチェーンジしているのかと。ハラタツが生え抜きに冷たいっつーのは、理屈が通らないだろ(道徳的にも、野球理論的にも)。バッティング練習していたらシゲヲに「おい、柳田!」と呼ばれ、金髪にしたらシゲヲに「オコゼ」と呼ばれた清水。そんな清水が大好きでした。つか、どこに行っても、これからもずっと好きでしょう。高校と、大学時代のグラウンドがあった埼玉にある西武でもいちど大活躍して、ジャイアンツを後悔させてください。そうだ、そういえば西武には、江藤さんもいる(笑)。なんか、清水と江藤……て、いいなぁ。なんか、わたくしのイメージとしては、ものすごくシゲヲっぽいな。

で。

いよいよ始動、その名も《侍ジャパン》!

と思ったら、ホッケーの代表チームが「さむらいジャパン」なのだそうで、ホッケー協会から「やめて」と言われたそうだな。どこまで珍監督なんだよ、珍監督。

監督・コーチの会見を見てたら、セクシー・サブマリン・久志を始めとする名うての大選手たちが揃いも揃って「原監督に思いきって采配してもらえるよーにがむばります」的なコメントしてるし。監督は監督で、ヤル気まんまんでキラッキラしてるしよー。まぁ、当初の予想通りだが、指揮官の采配は老獪な家臣たちの頑張り次第であろうな。

こいつはまさに、《侍ジャパン》ならぬ《バカ殿ジャパン》だな。

しかし、わたしは北京五輪直後からいいんじゃないかと思っていたのですよ。いい意味でも悪い意味でも、銀のスプーンをくわえて生まれてきたよーな若大将で。ほかには考えられないのではないかと。

でもね。それでもやっぱり、死ぬまでにいちどでいいから「落合ジャパン」を見たい。

その名も、《サムライ街道ジャパン》っつーことで。