毎日が福袋だったら。
ますます激戦の新春福袋戦争。
いずこも、もはや“福袋”の意味を激しく逸脱しているな。
なぜか昔から福袋が有名な池袋東武も、なんだか大変なことになっている。
- 八代亜紀があなたの愛犬を絵にしてくれる福袋。
- 「釣りバカ日誌」にエキストラ出演できる福袋。
- あなたと愛犬の人形を東武ワールドスクウェアに設置する福袋
- あなたのバンドが池袋芸術劇場で夢のライブ福袋。
それは福袋なのか？
バンド福袋は、事前にビートルズかストーンズかベンチャーズのコピー曲のテープを送付。結果は電話連絡……て、それ、オーディションと違うのか!?
◇東武百貨店池袋店「バンドマン集まれ！独占ライブ福袋」
定年後の趣味として、またメジャーを目指して「音楽」をしたい方を、東武百貨店が応援します。東京芸術劇場(予定)にてコンサートを行えるほか、ポスター制作や新聞折り込み広告への記載をはじめ、自らが演奏した曲はCD制作し、当店内にある「CDショップ五番街」で期間限定にて販売することができます。
価 格 2,006円(消費税込み)
福袋数 2個
日本橋三越の、あなたの半生を松竹が映画化福袋（完成披露パーティつき）つーのもすごかった。
「主人公はアナタ！松竹スタッフによる自分史」
ラブロマンスやサスペンスの劇映画でも可。１おく円（税別、限定１個）。
10年くらい前だったか、池袋パルコの山野楽器で「ＣＤ福袋」を売っていた。福袋がテナントの義務だったのかもしれないが、何の説明もなく店頭ワゴンにそーっと積んであった。当時、池袋のパイドパイパーハウスと呼ばれていた店舗である。マドンナのちょっと前のアルバムが入っているのか、誰も知らない超レアな北欧インストが入っているのか。予測不可能。そもそも、何が“アタリ”なのか買う人によって激しく違うわけで。ある意味、買うほうよりも売るほうの“運試し”みたいな福袋だったのかもしれない。
あったらこわい福袋を考えてみた。
「ブート福袋」
“どの福袋にも、カシミヤセーターが必ず１枚入ってま〜す”みたいな感じで、
“サウンドボードかプロショットが必ず１枚入ってま〜す♪”みたいな。
いやー、おそろしい。
で、１コずつ福袋の重さを確かめて「これ、Ｒがいっぱい入ってるっぽいな」とか、そこまでわかる鬼がいたらすげぇ。でも、どこかにホントにいそうでこわい。
やっぱ、ブート福袋は博打すぎるわ。ま、そもそもブート自体が１年を通じて福袋的なギャンブル性に満ちているわけだがな。
