Less Than JOURNAL

女には向かない職業

今日の珍軍R

今年の珍軍Rからは目が離せません。
まずは、開幕戦のPRムーヴィー「優勝予告。」
ある意味、象徴的というかツッコミどころ満載というか。移籍1年めの野口や小坂がいきなり見慣れぬ讀賣姿をして出てくるかと思えば、やっぱりというか何というかあからさまに仁志がいなかったりする。最初の監督時代にあれほど批判されたのも忘れて、やっぱり今年からまた仁志をオミソ待遇ですかね。敵ながら悲しくなりますよ。という、あぁ“あの野球”が帰ってくるんだなぁ……という感慨もさることながら、最大のポイントはいちばん最後をしめくくる珍監督の表情です。Don't miss it!! ちなみに、いきなり民主党の謝罪会見をほうふつさせるナレーションが始まるので職場ではご注意を。

http://www.giants.jp/yushouyokoku/movie.html

監督、どういう演技プランなのだ!? 母性本能をくすぐる作戦、とか?
このムーヴィーの珍監督写真は、電車の車内吊りポスターにもなってるんですけど。「優勝予告。」という雄々しいコピーと、駄菓子屋で10円足りなくてメンコが買えないことに気づいてグッと涙をこらえてるコドモみたいな監督の顔つきとのコントラストに、これはいったい何のメタファーだ……と勘ぐりたくもなります。つか、これじゃなんだかホントに珍軍Rだぞ。今年は竜と虎でなく、竜と兎の頂上決戦が観たいから応援してるんですけど……うーむ。

さて。そして本日、巨人を応援する財界人の組織「燦燦(さんさん)会」総会が開催された。もちろん、タニマチの激励や珍監督の挨拶に興味はないが。ヒール回帰かと囁かれる(もちろんゲンダイとかで)ナベツネマンの挨拶は見逃さなかったわたくしである。

白内障の手術をして世の中が明るく見えるようになった」という同会長。その“眼力”で日本シリーズの相手にも触れ「ロッテになるかソフトバンクになるか。オリックス楽天になることは100パーセントないが」と笑いを誘い「4年ぶりの日本一を確信している」と話した。(スポーツ報知)

ああー。おもしろすぎる。元気いっぱいナベツネマン。笑いを誘う、じゃなくて失笑されてるんだってばー。もう、これは絶対に確信犯で、いい人どころか、ヒールの座に返り咲きたくてたまんないのではないかとゆー気がしてきた。「オリックス楽天の優勝は100パーセントない」と言った時、後方の選手たちがどーしていいかわかんなくて一斉に俯いた光景が印象的であった。あと、「オールスター前に10ゲーム差なんてことになったら他の球団がガッカリしてやる気をなくすので、そこは原監督の微妙な采配で(最終的には優勝してほしい)」と、他球団への威嚇と見せかけて原監督の“微妙な采配”を今からチクリと刺しておくビッグ・ボスぶりも健在。「絶妙」と言わずに「微妙」とは言い得て妙……さすが元・新聞記者。さすがに球団HPは、「ユーモアを交えながら選手たちを鼓舞した」というソフティな表現でお茶を濁すにとどめているが……。
結局、あの年末年始のいい人現象ってのは、もうじき白内障の手術をするということでちょっと弱気になっていたということだったのか。いい選手を買ってくればいいってもんじゃないと学んだ、と言ったそばからドッカンドッカン大ヒンシュク補強するし。元ダイエー・ホークスのオーナー中内Jr.を顧問に迎えたのも、なんと世界の王監督を呼び戻すための布石ではないかというウワサもチラホラ。しかも、王さんと小久保をとっかえっこするんじゃないかとゆー仰天プラン*1もあるとかないとか。

さて。そんな珍軍R、今年からジャビ兎にかわって新エンブレムが採用されたことは先日このブログでもご紹介したが。現在、その新エンブレム「巨人」の名前を募集ちゅう。採用者には、ジャイアンツ主催試合の始球式の権利がいただけるとのこと。監督も「伝統ある巨人軍の戦う姿勢にふさわしい名前をつけてください。私も選手もいい名前がつくことを期待しています」と、ナイスな応募に期待するコメントを寄せている。わたしも、珍軍などと失敬なことを書いてないで、マジメに考えることにした。
ナベツネマン。
どないだ?戦う姿勢にふさわしい、のではないでしょうか。いちばん国民に親しまれ、なおかつ強そうな名前だと思うんですが……。

*1:仰天プラン”って書くと、とたんに実話系週刊誌と夕刊紙のにおいがするねー