Less Than JOURNAL

女には向かない職業

トラのアナ

今日の阪神-中日は、ごっつーエエ試合だった。途中、ずぇったい阪神が勝つと思ってフテ寝をしようと思ったが、選手ががんばっているのにテレビ観ているだけのじぶんが諦めてどーする!? と、自らを励まして観ててよかったよ。石井くんに勝ちがついたよ、おめでとう!
で、今日のTV中継。ウチで観られるのはNHK-BSとガオラだったんで、お茶の間にいても確実にライトスタンド気分を堪能できるガオラ(笑)ではなく、BSで観よう……と、チャンネル変えた瞬間、「いかん! そうだ! そうであった!」と思い出した。このBS中継には有名な、ものすごいトラキチのアナウンサーがいるんだよ。このアナが出てくると、お茶の間どころか実況席までライトスタンド状態になるのです。もう、ついついトラ贔屓になってしまうとかそーゆーレベルでなく、アイラブトラを自ら誇示してるよーな実況なのだ。ジェット風船を飛ばすタイミングについて「ここで飛ばす人は、わかってません」とか、ぜんっぜん言わなくていい豆知識を得意げに語ったりするし。あまりにコテコテのトラ寄り中継ぶりに、以前タイガース・ファンの友人からも「すいません」と謝られたことがあるほどだ。関西ローカル局の中継ならまだしも、みなさまのNHKですよ。
そして今日の中継もまた、久しぶりにTHK(トラ放送協会)ぶりを堪能したよ。阪神先制の序盤のうちは、もちろんノリノリ。攻撃の時は打撃の話、守備の時はピッチングの話を饒舌に。そして中日の選手については、極力インフォメーションしないようにしているとしか思えんほどに寡黙。こうなると、GAORAのほうがよっぽど敵チームへの配慮を感じさせる中継に見えてくる。そもそも甲子園だから、中日がイイ場面では球場がシーンと静まり返ってて、それだけでもうコッチは、お茶の間にいても居心地が悪くなるくらいの独特な雰囲気なのだが。それに輪をかけて、解説も妙にシーンとしていやがるわけです。おいっ(泣笑)。
で。後半、アレックスが痛快な3ランをカッ飛ばしたところで、なんと、このアナウンサーはどうやら激しく凹んでた(笑)。いや、誰だってヒイキのチームが窮地なら凹むし、時には解説者だってファン同様に私情むきだしで悔しがったりするものだ。が、この人は実況だよ(しかもNHKの)。その後、中日の反撃が始まってわたし的には熱狂興奮だったわけですが、実況は……えんえん立ち直ってないし。なんか、無口だし。逆転した後は、解説の鈴木啓示があーだこーだアナに向かって話しているのに「………………はい(←超不機嫌)」みたいな(笑)。すげーよ。こんなの、たとえ巨人戦の船越アナの実況でも観たことナイあるよ。これでいいのかNHK。いやー、このトラ中継に受信料を払えというのか。と、マジでNHKに電話しようかと思ったほどだ。頼むから、あのアナウンサーだけは何とかしてくれ。まぁ、ある意味、めちゃめちゃおもしろい……とも言えるのだが。