Less Than JOURNAL

女には向かない職業

ウィルソンズ・サーガ(T_T)

カーニー・ウィルソンがママになって作ったララバイ・アルバム。

父・ブライアンと歌う、デニス叔父さんの十八番ソング「You Are So Beautiful」。
(T_T)
母・マリリン、そしてダイアン、ジンジャー……すなわちハニーズと共に歌う、デニス叔父さんの書いた名曲「Forever」。
(T_T)
カール叔父さんの息子であり、カーニーの従兄弟でもあるジャスティンと歌うために選んだ曲は「Heaven」。
(T_T)
そして続柄的には遠い(?)妹にあたる、ブライアンの幼い娘・ダリアとデラニーが愛らしい歌声を聞かせる「きらきら星」も……。
(T_T)

他にも「Over The Rainbow」や「Love Me Tender」などのカヴァーあり、夫との共作、妹ウェンディ夫妻の作品などなどもあり。娘の誕生をきっかけに作られたアルバムは、カーニーの両親や姉妹、親戚……がこぞって参加。母カーニーから娘ローラへの贈り物であると同時に、ウィルソン家の絆というものをカーニー自身があらためて再認識する、自らへの贈り物でもあるような……そんなアルバムに仕上がっている。とりわけ、いろいろいろいろいろいろありすぎたウィルソン家の歴史を知るファンにとっては、すべてを優しくつつみこむカーニーの歌声を涙なしには聞けないことでしょう。特にやっぱし、父、母との歌はね、あまりに美しすぎます。ウィルソン家の未来に幸多かれ。と願います。
号泣(T_T)
想像してみてほしい。小さい頃の記憶が、父ちゃんの部屋から爆音で鳴り響く♪ドン・ド・ドンという「Be My Baby」のイントロで目覚めたことだったり、その父ちゃんが砂を敷き詰めたベッドルームで朝からチョコレート・パフェを食い、毎日毎日「Be My Baby」の100回聴きしてることだったり……。そんな家庭に育ったらフツウ、ぐれて当然。よくぞこんなにも優しい娘さんに育ったのぉ……と、親戚のおばさんのようにしみじみうれしく思ってしまうのです。つか、私共がブライアンの素晴らしい音楽を耳にすることができるのは、ある意味、カーニーの功績もたくさんあるのだ。
号泣(T_T)

しかーし。いちばんの号泣ポイントは……ジャケである。

そ、そ、そのキレイなおねえさんは、だ、だ、誰なんだ(T_T)
あるベクトルにおいては、ものすごい衝撃。いろんな意味で。

さっきテレビでやってた2004年製作のB級映画で、女友達を罵倒するフレーズとして「ダイエット手術する前のカーニーみたい!」っつーのが出てきたぞ(T_T)

あの、NYでおこなわれたブライアンのトリビュート・ライブでのこと。最後に全員がステージにあがり、ブライアンの隣には別人のようにスリムになったカーニーが。で、反対側の隣にはハートのアン・ウィルソンが。当然、すりすりと父に寄り添うカーニーをチラッと見ては「誰だろう?」という顔をしているブライアン。一部好事家の間では、ブライアンはアン・ウィルソンのほうをカーニーだと間違えていたのではないかというのが今なお有力説として囁かれている(T_T)まぎらわしいことに、名前もウィルソンだしな。

別人28号。
という、高度経済成長期のオヤジギャグのひとつも呟きたくなる変わりようだ。びっくりした。が、ジャケ中でブライアンと映ってるカーニーを見たら、やっぱしカーニーの面影が残っていてホッとしたよ。ある意味。

Mother's Gift: Lullabies From

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