Less Than JOURNAL

女には向かない職業

ナイロビの蜂

今日は、とても楽しみにしていたポール・アンカさんの公演が中止(T_T)になってしまったので『ナイロビの蜂』を見に行った。もうDVDもたっぷり見ちゃったし、自分的には「生まれて初めてル・カレ先生の映画を映画館で見る」という記念イベントくらいの気持ちで出かけたわけだが。
映画館で見る『ナイロビの蜂』は素晴らしい!
やっぱ『シティ・オブ・ゴッド』のメイレレス監督の映像は、想像以上に映画館ジェニック!
圧倒されました。
見終わって外に出ると、池袋ロマンス通りがナイロビの繁華街に見えたもん(うそ)。
しかし、封切り1週間ですでにガラ空きだったよ。
感想は、1月29日のブログでもネチネチ書きまくったので割愛。
ホントはニューヨーク・タイムズの映画評が、もう、わたくし的にはいちばん素晴らしくて、アメリカでクチコミ中心に予想外のヒットを記録したというのも、あの記事の影響もけっこうあるんじゃないかなと思ったりしたほどなのだが、残念ながら現在は有料でしか閲覧できぬ。

パンフレットが綺麗。ル・カレ先生のインタビューもある。それから「サスペンス界の巨匠ジョン・ル・カレへの招待」と題して、ル・カレの作品年表と、関口苑生さんによる代表作の紹介が掲載されている(*^_^*)。そのページ、サブタイトルには“読みにくさも超一級品、面白さも超一級品の作家”とあるのですが。今や買いにくさも超一級品です(T_T)。せっかく全作品が紹介されても、『パーフェクト・スパイ』でさえも中古でないと買えない今日このごろ。それにしてもいっこうに出ない『Absolute Friends』の翻訳は、もう、このまま出ないのでしょうか。しくしく。

今度は六本木ヒルズに見に行こうっと♪