Less Than JOURNAL

女には向かない職業

はい、免許証出してー。

日本に限らず、世界各国の都会でフツーに運転してる人は皆、たいてい(一部対象外) 路駐する場所を見つけるのがうまい。両側びーーーーっしりと駐車ちゅうの道路を走ってても「あ、そこ停められるわ」とか言うわけです。そんなとこ、このクルマより絶対に小さいよ……というミクロな空間に難なくするするっと縦列駐車しちゃったりして。すげー。もう、この人はカッパーフィールドじゃないかって思うわけです。が。困るのは、そういう人がわたくしの運転するクルマに同乗した時。なんかもう、クルマが電車みたいにダーッとつながって見えるほどみっちり停まってる隙間の、ジャイアント馬場さんの身長ぶんくらいの空間を指して「そこそこ!」とかヘーキで言うわけですよ、カッパーフィールドが。まぁ、もちろんわたしは「むり。」ときっぱり男らしく答えてアクセルを踏むんですが、またすぐに「じゃ、そこに停めて!」「むり。」「じゃ、そこ」「むり。」……と果てしないコール&レスポンスを続けているうちに目的地はどんどん遠くになりにけり。みたいな。しかも「しょーがないなー。じゃ、あの辺にコインパーキングがあったはずだから」と連れて行かれた先も、もう、まさにネコの額みたいな土地に迷路みたいな白線が引いてあってジグザグにクルマが停まってるところで、いよいよわたくしのハンドルさばきが裁かれるわけです。
で、怒られるわけです。
「なんのためにヘタクソ棒ついてんだよ(`m´#)」
(それはですね、じぶんではまっすぐ走ってるつもりでもガードレールに突っこんだり、中野坂上の工事中の柵に突っこんだりしないため……?)ああ(T_T)。
そんなわたくしですから、たいていはどんなことがあっても安全な駐車場さがして入れますよ。が、それでも、やっぱし、時には路駐はするわけで。だって、人間だものbyみつを。都内で路駐しないとすると、たぶん、電車よりも停まる場所は少ないっすよ。困ったなー。いやー、大変だよ。というわけで、ようやく本題→本日から施行された、改正道交法。取り締まりスーパー強化。いやー、今日はマジすごかったですね。ビックリした。朝から、あちこちでエライことになってましたな。なんか、いきなり話の途中で逃げたらしいクルマが、白バイに追っかけられてるとこを通行人が笑いながら見てるというコントみたいな光景も見たよ。夜も、戒厳令か?みたいな雰囲気。六本木とか青山通りは、明け方みたいにガラーンと広くてヘンな感じだったし。あと、停まってるクルマがみんな、これ見よがしにハザードぴかぴかさせてるのもフシギな光景に見えた。で、わたしも夜、家に帰ってきて、車庫に入れるのにクルマ停めてカバンから車庫のカギ探してたら、背後に赤いチカチカつけたミニパトが停まって、車庫を開けるまでの間ジーッとウォッチングされた(笑)。超こえー。とっさに、何か悪いことでもしたかとマジで考えてしまった。だって、そこ、ものすごい裏道の狭い路地なんですよ。夜だというのに、そこまでチェックしているとは。これからずーっとこんな感じになるのか? つか、ま、確かに違法な路駐のせいでメチャメチャなことになってる場所は多いし、あぶないし、やっぱダメなとこはダメなのですから、だから一般車はともかくとしても、だ。こんなキビしいことがずーっと続いたら、宅配便とかどうなっちゃうんだろ。ウチは毎日、毎日、一日に何度も宅配便が来る。留守にしていて何度も配達してもらったりすることも多いのに、いつも笑顔で来てくれる宅配便のお兄さんの苦労を思うと心配でなりません。時間指定とかの配達も、難しくなるだろうしね。しかし、郵便局がオッケーで宅急便がNGっていうのもヘンだし。他にも、優遇しないといけないクルマはいろいろありますわよね。介護カーも含めて。もし自分がミュージシャンだったら、この件でさっそく1曲作れちゃうよ。つか、『道交法』ってアルバムができるかも。1曲めはもちろん、白バイに追われる軽快なロックンロールからスタートだ。