続・輝く!日本レコード大将……あらため、ただの備忘録(笑)
今年は張り切って始めてみたものの、部門賞を考え始めたらグラミー並に細分化してしまったレコード大将。おまけに聴き返していると書きたいことも多くなってきて、この調子でネチネチ更新していたら春になりますわ。なので、当初の予定である部門賞はあきらめました。が、ま、せっかくなので、とりあえず何かしらの大将であるCDをタイトルだけでも並べておこうと思います。
あ、じぶんには《口だけ大将》をさしあげておきます(o゜▽゜)o。
※【マイルール】いちおう《ひとりにつき、1大将》の原則は、できるだけ遵守の方向でw。
《バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番》
イザベル・ファウスト(Violin)
ダニエル・ハーディング指揮/スウェーデン放送交響楽団
- アーティスト: イザベル・ファウスト,バルトーク,ダニエル・ハーディング,スウェーデン放送交響楽団,イザベル・ファウスト(Vn)
- 出版社/メーカー: harmonia mundi France
- 発売日: 2013/07/20
- メディア: CD
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それにしても、今年は本当にハーディング様にはお世話になりました。いっぱい聴いたし見たし。スカラ『リゴレット』初日では、オレの斜め前にお座りになられてMajiで恋する2幕前でした。マーラー・チェンバー・オーケストラとの黄金コンビで臨んだ、スティーヴン・イッサーリスのドボルザーク集も素晴らしかったのだけど。いちお自分ルールで両方は選べないのでこっちにします。スウェーデン放送響も実に魅力的。シャープでパワフルで盛り上げ上手、まさにハーディングの軍隊っつー感じ。
今年は自分でもびっくりするほどバルトークを聴いた。まぁ、あくまで《自分比》なので、たいして聴いてませんけどね。もちろん、いまだに全然わかんないですし(嘲笑)。ただ、いろいろ聴いてると、最近、若い世代の演るバルトークの言語感覚というか、そういうのは多少なりとも共感できる瞬間があるなぁと思ったり。そのあたりが面白い。まぁ、気のせいだと思いますが。
《ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番》
ユジャ・ワン(Piano)
グスターボ・ドゥダメル指揮/シモン・ボリバル交響楽団
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
- アーティスト: ワン(ユジャ),ラフマニノフ,プロコフィエフ,ドゥダメル(グスターボ),シモン・ボリバル交響楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2013/12/04
- メディア: CD
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これはユジャ・ワンのアイテムでもあるし。なのでドゥダメルだけではないし…ということで、まずは本盤をあげておく。ドゥダメル&シモン・ボリバル響コンビとしては、ひとつの集大成というか総決算的なアルバム。そして何より、ドゥダメル&ユジャという2人の若きライジング・スーパースターが互角で勝負しているという華々しさがリアルタイムの記録として耳にできるのは2013年ならではの恩恵なので。あと、あくまで個人的な気持ちの問題なのだが、前述の“ハーディング=ファウスト=スウェーデン放送響”と“ドゥダメル=ユジャ=シモン・ボリバル響”というのが同じバランスのトライアングルに見える。気鋭のソリストと指揮者、その指揮者にとってホントの意味での“手兵”……。そして、さらに個人的な感慨として、私にとってはこの2枚が並んでいる感じはいろんな意味でものすごく“今年っぽい”。秋にドゥダメル&ハーディング、そして年末には生ユジャも見られた年だったということも含めて。
《リンドベルイ:EXPO/ピアノ協奏曲第2番/Al largo》
イェフィム・ブロンフマン(Piano)
アラン・ギルバート指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
マグヌス・リンドベルイ:EXPO,ピアノ協奏曲 第2番,アル・ラルゴ(LINDBERG, M.: EXPO / Piano Concerto No. 2 / Al largo)
- アーティスト: UNKNOWN
- 出版社/メーカー: DACAPO
- 発売日: 2013/06/19
- メディア: CD
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で、それはさておき、このアルバムは来年のグラミー賞にノミネートされました。いえーいヽ(^。^)丿 BEST CLASSICAL INSTRUMENTAL SOLO部門だから、対象はブロンフマンさんのピアノということになるのか。ま、ブロンフマンとリンドベルイといえばアランだしね。おめでとうございます。NYP来日公演でも、スリリングでダイナミックなピアノ協奏曲2番が聴ける予定なので楽しみです。
《ストラヴィンスキー&ストコフスキー》
ヤニック・ネゼ=セガン指揮/フィラデルフィア管弦楽団
ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》/パストラーレ(ストコフスキー編曲)J.S.バッハ(ストコフスキー編曲):トッカータとフーガ ニ短調/パッサカリアとフーガ ハ短調/小フーガ ト短調)
Rite of Spring/Bach Transcriptions
- アーティスト: Stravinsky,Stokowski
- 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
- 発売日: 2013/09/24
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《The VERDI ALBUM》
ヨナス・カウフマン(宇宙一かっこいいテノール)ジョルジョ・モランディ指揮/パルマ歌劇場管
- アーティスト: カウフマン(ヨナス),ヴェルディ
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2013/10/23
- メディア: CD
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《WALKING FIRE》
ブルックリン・ライダー
リョーバ:Culai/バルトーク:弦楽四重奏曲第2番/ジェイコブセン:弦楽四重奏のための3つの小品
- アーティスト: Brooklyn Rider
- 出版社/メーカー: Mercury
- 発売日: 2013/04/30
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そして最後に……【輝く!日本DVD大将】
《ヴェルディ:レクイエム》
グスターボ・ドゥダメル指揮/ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
ジュリアナ・ディ・ジャコモ(ソプラノ)/ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)/ヴィットリオ・グリゴーロ(テノール)/イルデブランド・ダルカンジェロ(バス)/LAマスター・コラール(合唱指揮:グラント・ガーション)
Messa Da Requiem [Blu-ray] [Import]
- アーティスト: Los Angeles Po,Dudamel
- 出版社/メーカー: C Major
- 発売日: 2013/11/04
- メディア: Blu-ray
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コンサートや中継ではなく“音盤”に限って、そして名演とか代表作とかいうのとはちょっと違う《今年のドゥダメル大将》を選ぶとしたら。ものすごく悩むけど、私はこれかなぁ。ドゥダメルという人そのものを、今、いちばんハッキリと見せてくれる作品という意味で。たぶん。と、今のところは思っています。そんなこんなの話題もまじえて、ドゥダメルについてはまたあらためて書きたいと思います(その時にはまた違うこと言うかもしれないけど)。