Less Than JOURNAL

女には向かない職業

キャッシュ・ママ

そういえば、おととい書き忘れていたので追記。
ウォーク・ザ・ライン』で、キャッシュのママを演じているのがカントリー・シンガーのシェルビィ・リン。エルヴィスを始めとするミュージシャン役に実際の現役ミュージシャンを配するキャスティングに加え、キャッシュの音楽人生に多大な影響を与えた歌のうまい母親の役にもミュージシャンを起用するという細かなこだわり。すみずみまで気を配るイキなはからい。いよッ、あんた男だね>監督。子供時代の回想シーンで母親がちょっとだけ歌を口ずさむ場面が出てくるんだけど、その一節だけで「歌のうまい母親」っていうのを表現しなければいけないわけで。そこは、いわば映画の中でもっとも重要な場面のひとつである。そこで母親役としては女優さんの演技力よりも、歌手の歌唱力のほうを重視したってことだ。シェルビィ・リンは女優さんとしてはシロート同様なわけで、若い時のキレイなママ役はともかくとして、いきなり後年の老け役をやるのは相当のチャレンジだったと思う。本人だけでなく監督にとっても、な(笑)。しかーし。よくやった! よくがんばった! ま、メガネかけただけでオバチャン度は低かったけど、熟女系メガネっ娘萌え〜みたいな。

アイ・アム・シェルビィ・リン

アイ・アム・シェルビィ・リン