Less Than JOURNAL

女には向かない職業

WBC--王さんとジョンボムと、時々、ナベツネマン

アテネ五輪予選の時、あの長嶋監督でさえも超ウルトラ・ストレスにさらされたという。その後倒れた時も、そのストレスの余韻が原因ではないかと言う人さえいた。「お客様が喜ぶ野球」の天才にとっても、「絶対勝ちに行かなきゃいけない試合」というのはそれだけ過酷だったとゆーことだ。そんなわけで、今、王さんもかなりのプレッシャーを感じているのではないだろうか。
絶対に勝ちに行かなきゃいけないうえに、あれだけのメンバーを、しかもペナント開幕前にお預かりするのですもの。もう、見てるほうは「最強チームだねー」「これだけ揃ってれば勝つよねー」「でも、なんであの選手がいないのかなー」とか気楽に好き勝手なこと言って観てるだけですけど。
いわば、たとえば×××××××の再結成とか××××××の再結成とかがあったら、それを任されたプロデューサーの気分みたいなものかもしれませんな。確かにメンバーはすごいけど、これだけのメンバー誰が仕切れるのよ、えっオレ!? ガーン……みたいな。
て、話がわかりづらく脱線してしまいましたが。
アサ芸によれば……て、なんか野球ニュースのソースがアサ芸ばかりですいませんが、「夜、眠れないから、酒を飲んで寝ている」と親しい関係者にもらしたという。それほど大変なのです。でも、個人的には、酔ってスキだらけになった時の王さんが大好きです。去年か一昨年のテレビ番組で、清原と大魔神の対談の席に酔って乱入した王さんは最高にキュートであった。「物事、思い通りにならないこともある!」とキッパリゆって退席した王さん。いやー、その話、清原の前では「ドラフトとか?」ってツッコまれたらどーすんだというビミョーな話ではあったのだが。清原も大魔神も、あまりに陽気にノリノリな王さんの笑顔につられてニッコニコしていた。

しかーし。それにしても、だ。今日の中国・台湾の練習試合。台湾は主力を欠きまくったロッテに3−6で負け、中国に至っては讀賣に0−17で負けたよ。いやー、アジアの野球事情にはまったく疎いんですが、台湾と中国はあんまこわくないの? でも、台湾はつおいよね。ホンキ出してないのか。で、やっぱし韓国がいちばんこわいの? つよそうですよね、見るからに。メジャーリーガーのすごい選手がいるし。と、ホントに何も知らないので、これから勉強しまーす。ちなみに今日、ニュースで韓国代表の会見をやっていたけど。
主将は、リー・ジョンボム!
いえ〜い☆キラリッ。元・わが軍のジョンボムがやってきました。ジョンボム!ボム!ボム! しかーも、なんだか韓流スタァみたくカッコよくなっていたよ。けっこうオッサンのはずだが、めちゃめちゃワイルドでステキー。ヨン様派の黒柳徹子もビョン様派の岩下志麻も、今年はひとつジョンボム様に熱を上げてみてはくれまいか。なんちて。あとは讀賣のスンちゃんも出ますが、ここは里崎に何とかしてもらわねば……。ほかにも日本チーム経験者がけっこういるようなので、試合は楽しみですね。でも、かなりドキドキ。

で、選手たちも監督も日本代表としてメラメラと闘志を燃やしている中……

巨人の渡辺恒雄球団会長が28日、WBC日本代表のイチロー外野手を絶賛した。都内で開かれた日本代表の壮行会で王監督とともにイチローと談笑。「彼と話していると勉強になる。野球選手としてだけでなく、人間として素晴らしい」と褒め言葉を並べた。(ニッカンスポーツ)

と、めいっぱいヨイショした次には、こんな会話が……。

報道陣「巨人に来てほしいですか?」
ナベツネマン「ほしいね。監督になってほしいね」

きゃぁぁぁぁぁー。帰ってきたナベツネマン!
欲しい欲しい病キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
つよいぞ!ほしいぞ!ナベツネマン。

これはもう、みなさまの期待に応える「キメの一撃」みたいなものだ。
セーラームーンの「月にかわっておしおきよ」みたいなものだ。
インリンのM字開脚みたいなものだ。
しかし、なんたって老獪ナベツネマン。我々の期待にウッカリまちがって応えるような凡ミスはあり得ない。てことは、これは衆愚の期待をわかった上での確信犯と見た。めったに出さないレア武器“必殺! 監督カラ手形”まで大奮発。んー、リップサービスにもほどがあるぜ。そろそろ「いい人」キャラに飽きたに違いない。

せっかく最近はイイこといっぱい言って男をあげ、アンチたちも「ナベツネ、ボケたのか?」などとイヤミを言いつつもその発言には一目置いていたところだったのにー。もぉ、油断もスキもありゃしない。もう、ここまで来ると笑うしかない。わーはっはー、わっははーわっははー(アニマル浜口調で)。